カテゴリ:建築関連 / 投稿日付:2025/07/17 18:00
延床面積とは ―含まれない部分はどこ?
★延床面積って?
延床面積とは、2階建ての家なら、1階、2階の床面積の合計で、住宅全体の面積を表しています。広々とした家にしたいなら面積を広くするのが基本になり、ただ面積が大きくなる分、施工費用や使用部材の費用がかかるので、価格が高くなります。
建てる地域によって都市計画法による制限があり、それが「建ぺい率(建蔽率)」、「容積率」という数字です。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を表すもの。2階建ての一般的な形状の家であれば、1階と2階のうちどちらか大きなほうの面積。この建築面積の敷地に対する割合を決めるのが「建ぺい率」です。例えば建ぺい率が60%と指定された地域にある100m2の敷地には60m2までの建物が建築できます。
次に「容積率」です。これは敷地面積に対する延床面積の割合になり、例えば容積率100%で100m2の敷地には、1階60m2、2階40m2の合計100m2までの建物が建てられます。一部緩和される規定がある土地もありますが、上記をベースに考えてください。
ちなみに家づくりの際に出てくる面積のワードは、「延床面積」のほかにも「建築面積」「建物面積」「土地面積」があります。
家づくりの際に出てくる「面積」ワード早見表
| 延床面積 | 建物の各階の床面積の合計 |
|---|---|
| 建築面積 | 建物を真上から見たときの外周で求めた面積(水平投影面積)。一般的な住宅では、1階部分の面積が概ね 該当 |
| 施工面積 | 延床面積に含まれないバルコニーなども含む面積 |
| 土地面積 | 「敷地面積」とも呼ばれる。真上から土地を見たときの投影面(水平投影面積)。斜面にある土地は「土地面積」が実際よりも小さくなることがある |
★延床面積に含まれないものを活用して、より開放的な家を

◇吹抜け
「吹抜け」は、なかでも代表的な空間です。横だけでなく縦に空間が広がるので、同じ面積のリビングでも、開放感がまるで違い、吹抜けに窓を設けることができれば、通風や採光が得られるので、より心地よくくつろげる空間にもなります。
◇バルコニー
「バルコニー」は外壁からの出幅が2m以下の部分は延床面積には含まれません。庇などの壁で囲まれていない外側の空間も2m以下であれば含まれず、2m以上出している部分が延床面積に入ります。この2mは例えばテーブルセットを置けるなどかなりの奥行きがあるので、有効に利用。配置はリビングに隣接させることが効果的。リビングからの抜けがよくなり、視覚効果が大きくなり、開口部を全開口サッシなどにしてリビングと一体感を高めれば、セカンドリビングのように使うこともできます。ちなみにDIYでも人気の高いウッドデッキも延床面積に入らないので、おすすめ。
◇小屋裏収納(ロフト)
天井高が1.4m以下、ロフトがある階の2分の1以下の面積、はしごが固定されていない場合には床面積に含まれません。小屋裏収納は、居室として利用することはできません。

◇出窓
一般的な45cm幅ほどを適所に設ければ、通風採光だけでなく、インテリアを楽しめるスペースも広がり、人がよく通る動線上のドアの高さも、天井までの高いタイプを採用すると圧迫感を軽減できます。
◇ビルトインガレージ
「建物内に駐車スペースを設けるビルトインガレージ」は車やバイクが趣味の人に人気です。ビルトインガレージは、全延床面積の5分の1以内であれば延床面積には入りますが、容積率は緩和措置があり対象からはずれます。超過した場合にその面積を算定します。同様に地下室も一定の基準まで緩和されます。
★価格や税金、部屋数も……。延床面積の広さで変わるもの?
一般的な建築会社の場合、建物価格を知るには「坪単価」が目安。資料や広告などに『坪単価目安:30万円~』などを目にする機会があると思います。1坪=約3.3m2なので、坪単価が50万円で100m2(約30坪)の延床面積の場合、約1500万円~が建物価格の目安になり、当然延床面積が増えれば価格が上がります。
家を建てると税金がかかります。固定資産税と不動産取得税が代表的なもの。固定資産税は不動産(土地や家屋)をもっているとかかってくる税金で、もっているあいだ毎年かかります。不動産取得税は購入時にかかる税金。税額を算定するのは、「固定資産税評価額」です。固定資産税評価は、建築費の40%~60%程度が評価水準となり、一般的に建築費用が高ければ高いほど税金がかかるので、延床面積が広ければ広いほど税金も上がります。
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