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【建築関連】「階段の手摺(手すり)の高さに基準は?」
カテゴリ:建築関連  / 投稿日付:2025/07/12 15:00

階段の手摺(手すり)の高さに基準は?



★階段の手すりの高さに基準はある?

◇階段の手すりは75~85cmの高さが目安

階段の手すりの高さに法的な規定はありませんが、目安として床から手すりのトップまでを75~85cmの高さに設置するのが一般的。家族で身長差がある場合は、階段の手すりの使用頻度の高い人に合わせて設置するなどの対応をすることになりますが、日本人の標準的な身長の場合、階段の手すりの高さが75~85cm程度であれば問題なく使用できるそうです。


◇子ども用の手すりの高さ

家族に小さな子どもがいる場合などには、高さ75~85cmの手すりの下にもう1本、子ども用の手すりをつけることもあります。

子どもの成長は早いので、自宅の階段に子ども用の手すりをつけるケースは多くはありませんが、つける場合、低いほうの手すりの高さの目安は60~65cmとなり、幼児が大人に手を引かれて歩くときの手の高さと同じくらいになるので、階段を昇降する際の子どもの安心感にもつながります。

◇介護の必要な高齢者向けの手すりの高さ

腰が曲がり、うつむき気味で上り下りをするような高齢者がいる場合は、手すりを低めに設置したほうが使いやすいことも。

階段の手すりが高すぎると重心が後ろになり、安定感を欠き、腰が曲がっていたりすると、階段を下りる際の不安感も増すので、低めの手すりのほうがつかみやすく、バランスをとりやすくなります。

使いやすい手すりの高さは、身長だけに左右されるのではなく、使う人の体の状態によってもさまざま、高齢者や、持病のある人が使用する場合は、標準的な高さや位置にとらわれすぎず、体の状態などを、相談して使いやすい高さに設置するようにしましょう。

◆介護保険における住宅改修を受けられることも

築年数が古い家は、階段に手すりがないというケースも少なくありません。要介護認定で要介護等などに認定されている場合、階段に手すりをつけるリフォームは介護保険の住宅改修の対象になり、高齢の家族などのために、手すりを設置するリフォームを検討する人はあわせて確認してください。




★手すりを設置する際の注意点

◇手すりを壁の両側に取り付ける

階段の手すりは片側にだけ設置されていることが多いですが、両側に設置したほうがより安全に階段を昇降することができます。

従来の一般的な住宅では、廊下や階段の幅は壁芯から壁芯で91cm程度。実際の幅は75cmくらいしかありません。さらに両側に手すりを取り付けるとその分狭くなるため、片側にだけ設置するというケースが多くなりますが、やはり両側の壁に手すりがあったほうが安全性も安心感も高まるので、階段の幅に余裕がある場合は、検討するとよいでしょう。

両側の壁に設置した手すり

◇手すりの両端を壁側に曲げる

手すりの先端に洋服などを引っ掛けてしまうと、転倒などの事故につながる可能性も。そのような引っ掛かりを防ぐためには、手すりの端を壁側に曲げておくことが有効。

壁側に曲げて設置した手すり

◇グリップを取り付ける

一般的に、60代を超えると握力は少しずつ弱くなっていき、高齢者の場合は手すりをしっかり握れなくなっている可能性もあるため、グリップ付きなどすべりにくい手すりにすると安心。リフォームで後付けすることができる手すり用グリップなどもあるので、そのような滑り止め部材を従来の手すりに取り付けるという方法も。

手すり用のグリップ

◇上階の壁に縦の手すりをつける

高齢者の場合などは、上階の壁に縦の向きに手すりをつけるのも一案。あまり見かけない形状ですが、上り下りや方向転換をサポートしてくれ、体を持ち上げやすくなる効果。

縦の手すり

上り口、下り口の水平部分の手すりを長めにする

階段を昇降し終える部分に体の幅程の長さの手すりがついていると、動作の転換時に体をうまく支えられます。

30~40cmくらいの水平の手すりがあれば十分ですが、50~60cm程度取り付けられるのであれば、なおよいです。

水平部分の手すり

使う人に合った適切な高さの手すりが階段についていると、階段の昇降が安心。新築・リフォームの際には、階段に手すりを設置することも検討してみてください。


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