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【建築関連】「ウォークインクローゼット」 ライブバージョン
カテゴリ:建築関連  / 投稿日付:2025/06/26 18:00

ウォークインクローゼット  ライブバージョン




☆ウォークインクローゼット(WIC)とは?

「WIC」は「walk-in closet」の略。ウォークインとは「歩いて入れる」という意味で、ウォークインクローゼットは中に入って荷物をしまったり、取り出したりできるくらい広さのある収納空間をいい、2〜4畳ほどの広さがあり、モノの増えた現代人の生活にマッチしたユニット収納。

☆通常のクローゼットとの違いは?

クローゼットとウォークインクローゼットの違いは、奥行きと広さ。クローゼットは掛ける収納をメインとし、多くの場合は服の肩幅に合わせて奥行きが60cm程度のものがほとんど。整然とハンガーに掛けた洋服は見やすく取り出しやすい、無駄なスペースがない収納。下部に衣装ケースなどの収納アイテムを配置することで、下着などの小物類をたたんで収納でき、一人暮らしで洋服があまり多くない人にぴったり。

クローゼットは奥行きが限られているため、大きな荷物が置けない、収納量が少ないなどの欠点があり、クローゼットでは収納しきれないスーツケースなどの大きな荷物もまとめて収納したい、洋服をたくさん収納したいという需要に応えるべく登場したのがウォークインクローゼット。ウォークインクローゼットは、いわば小さな衣装部屋。洋服をはじめとしたファッション関連のグッズを見やすく、取り出しやすく、機能的に収納でき、衣服やファッション雑貨以外のものも機能的に収納することが可能。





☆ウォークインクローゼットには種類がある

◆3つの収納タイプ

★ハンガーメインタイプ

ハンガーメインのタイプは、洋服を畳んでしまうのが面倒くさい人にぴったり。洗濯して干したハンガーのまま掛けられるので、家事の時短にもなり、色別や着丈別に分けると見やすく、まるでショップのようにどこに何があるのかがパッとわかります。
デメリットとしては、ハンガーの数がたくさん必要なことと、畳んで収納するタイプに比べて収納量が減ってしまうこと。あまりキチキチに詰めて掛けると取り出しにくくなり、さらに風通しが悪くなるので湿気や虫食いの原因になり、ハンガーとハンガーの間は1cm程度の隙間を確保するといいでしょう。

★全面収納棚タイプ

全面収納棚タイプは衣服を畳んでしまうタイプの収納なので、収納量が増え、可動式の棚板に靴やバッグなどを置いて見せる収納ができ、スニーカーショップのようなレイアウトを作ることも。コレクターの人にとってはたまらない空間に。棚板が動かせるので、スーツケースなどかさばるものもスッキリと収納でき、乾燥機付き洗濯機を使っている場合は、ハンガーに吊るすよりも畳むほうが時短になる場合もある。

★ユニット棚タイプ

ユニットタイプは、ハンガーと収納棚を組み合わせたもの。半分はハンガーメインで掛ける収納にして、半分は棚にして畳んで収納するなど手持ちのファッションアイテムの種類に合わせ、バランスよく組み合わせられ、丈の長いロングコートやワンピースなどは掛ける収納にし、Tシャツなど畳みやすいアイテムは棚にしまうなど、工夫次第で機能的にたっぷり収納できます。


◆4つのレイアウトタイプ

★I型

I型は従来のクローゼットに一番近い、壁の一面のみが収納スペースになるレイアウト。パッと見渡せて、荷物が把握しやすいのが魅力。あまりクローゼットと違わないように思うかもしれませんが、奥行きがあるため布団を畳んで収納することもでき、よく泊まりの来客がある人や、布団で寝ている人におすすめ。

★II型 

II型は、左右の壁二面が収納スペースになり、通路を挟んでクローゼットが対面しているイメージ。左右に必要なものを振り分け、便利に使え、両側にハンガーパイプや棚のスペースがありますので、それなりの広さが必要になりますが、左右で掛ける収納と畳む収納を区分するなど、使い勝手のよいレイアウトといえます。

★L型

L型は、I型の次に省スペースで実現できるウォークインクローゼットのレイアウト。長辺は、パイプハンガーにしてコートやワンピースなど丈の長いものを掛けて収納し、短辺部分は収納棚にしてTシャツなどを畳んで収納したり、カバンや帽子などを収納したりします。

★コの字型

コの字のレイアウトは、壁三面が収納スペースになり、広さがある分だけ収納力が高く、「衣装部屋」のイメージにもっとも近いレイアウト。広いので自由度も高く、ファッションアイテム以外に使わない季節家電なども収納できます。




☆ウォークインクローゼットのメリット


◆収納スペースが広い

一般的なクローゼットと比べてスペースが広いため、衣類だけでなくバッグや靴、帽子なども一緒に収納でき、広いウォークインクローゼットであれば、スーツケースやゴルフバッグ、キャンプグッズなどの大きな荷物もまとめて収納可能。衣替えのたびに洋服を奥にしまい込む必要がなく、1カ所にまとめて置いておけ、季節の変わり目に衣替えをする手間もありません。

◆収納物の管理がしやすい

収納するためだけの空間なので、居住空間との住み分けができて部屋全体がすっきりとし、機能的に収納しやすく、どこに何があるかがわかりやすいでしょう。広さがある分、市販の収納グッズなどを組み合わせて使い勝手よく収納できます。

◆ウォークインクローゼット内で着替えられる

広さが十分にあるウォークインクローゼットであれば、中で着替えをすることもでき、「II型」のクローゼットなら、奥の壁に鏡を備えつければ自宅にフィッティングルームがあるようなイメージで活用できます。

◆衣替えの手間が省ける

押し入れやクローゼットの場合、手の届きやすい場所にシーズンの服を置き、オフシーズンのものは取り出しにくい奥にしまいこむことが多く、ウォークインクローゼットであれば季節関係なく、1年分の洋服を一度に収納することが可能。手持ちの服をすべて把握できるので、うっかり同じような服を買ってしまうこともなくなります。


☆ウォークインクローゼットのデメリット


◆広いスペースが必要

ウォークインクローゼットを設けるには、物理的に広いスペースが必要。機能的なウォークインクローゼットにするためには、最低でも2畳以上のスペースが必要といわれ、必然的に面積の広い物件を探すことになります。

◆ものが増えがち

収納スペースがあるほど、ついモノが増えがち。機能的な収納を目的に設計されているウォークインクローゼットですが、使う人次第でモノが溢れて、押し入れと変わらない状態になる可能性もあり、必ずウォークインできるスペースを確保して、しまいやすい、取り出しやすい収納を心がけるといいでしょう。

◆荷物が少ない人にとってはデッドスペースとなることも

ウォークインクローゼット付きの物件は、収納スペースが増えるのに比例して住空間は少なくなり、ミニマリストでモノの量が少ない人には不要な設備かも。

◆定期的な掃除や空調管理が必要

通常は扉を閉ざしている場所なので、空気が循環せずに湿気がこもりがち。衣類が多いのでホコリも溜まり、定期的に掃除して、空気を入れ替えが必要。

◆狭いウォークインクローゼットは使い勝手が悪い

名前はウォークインクローゼットとなっていても、人が1人入れるだけで歩くほどのスペースのないウォークインクローゼットもあり、こうした場合はデッドスペースが生まれやすく、使い勝手が悪いという声も。2畳以下のウォークインクローゼットであれば、クローゼットと押し入れを組み合わせる、あるいは幅広いクローゼットのほうが住空間も広がって収納も楽かも。





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