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【建築関連】「サンルーム」 ライブバージョン
カテゴリ:建築関連  / 投稿日付:2025/06/12 18:00

サンルーム  ライブバージョン

☆サンルームとは?

サンルームとは、敷地内の庭の一部を屋内化したスペースで、ガラス張りになっているのが大きな特徴。西洋家屋の建築様式でよく見られる、コンサバトリーから派生したガーデンスペース。コンサバトリーとは、保護する・守るなどの意味を持つ「conserve」が語源となっていて、かつての西洋では植物の温室や貯蔵庫として利用されていた。コンサバトリーよりも、少し小規模になったのが、サンルーム。

サンルームは、屋根から壁まで全面的にガラスで囲う他、建築基準どおりコンクリートの基礎から施工して設置。一般的な部屋と同様に、水密性や気密性が高い構造にできるのが利点。後付けもできますが、その場合には床面積が広くなる増築となるため、固定資産税も増すことに。

★テラス囲いとは?

サンルームと似たようなスペースとしてテラス囲いがあり、テラス囲いは別名で簡易サンルームとも呼ばれており、実際の見た目もほぼ同じような空間。テラス囲いの場合、サンルームのように基礎から工事するのではなく、柱によって地面に設置。サンルームに脚が付いているようなイメージで、構造も簡素になっているのがテラス囲いです。サンルームに比べると簡単な設備になっていて、比較的工期も短く、コストもかかりにくい特徴。


★サンルームとテラス囲いの違いは?

サンルームとテラス囲いには、似た部分と相違点の両方がある。

 サンルームテラス囲い
サンルームテラス囲い
イメージ部屋の一部部屋の延長
相場50万~80万円30万~55万円
固定資産税対象自治体により異なる
コンクリート
基礎工事
ありなし
気密性・水密性高めやや低め

簡易的な構造のテラス囲いの場合でも、地域によっては建物と同じ扱いになるケースがあり、固定資産税に影響する可能性が。自治体ごとに条件などは変わってくるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。


★サンルームのメリット

◇天候や花粉を気にせず洗濯物が干せる

ガラス張りになっていて、まるで屋外のような空間ながらも、しっかりと屋根と壁に覆われたスペースになって、雨が防げるうえに、花粉・PM2.5・黄砂などの健康被害をおよぼす屋外の浮遊物をブロックしながら、洗濯物を干せるのが大きなメリット。虫も付きにくいのが利点。天気や季節に関係なく、いつでも外干しに近い感覚で洗濯しやすいのが特徴。

普通の部屋よりも太陽光が当たりやすいので、室内ながらもきちんと乾きやすくて安心。天候の影響を受けないため、常にサンルームを物干しスペースにしておけば、日によってリビングや浴室で部屋干しする必要もなくなり、場所も取りませんし、急な来客があった時でも、わざわざ洗濯物を片付ける手間も減ります。

◇日光を取り入れやすくなる

サンルームは屋根も含めて、基本的に全面がガラスで囲われて、採光する間口がかなり広くなるため、日光が取り入れやすく、サンルームにつながる部屋全体が明るくなるのもメリット。特に冬場なら、日当たりのいい場所にあるサンルームであれば、日中は暖まりやすい利点も。ガラスの材質によっては外気の影響を受けやすく、気候の厳しい夏や冬には、暑さ・寒さを感じやすくなるケースも。きちんと断熱性能も考慮したガラス材を使用することで、気温の変化を防ぎつつ、太陽光をしっかり浴びられる空間に。

◇間取りが広がる

基礎工事によって取り付けるスペースで、建物の一部として取り扱い、リフォームして後付けする場合には増築となるため、床面積が増加する分、資産価値も高くなるのが特徴。使い方次第ですが、第二のリビングにするなど、新たな部屋としての利用も可能。単純に家が広くなり、居住空間も増えるので、さまざまな活用方法も考えられるのは大きなメリット。


★サンルームのデメリット

◇施工日数がかかる

サンルームを設置する際には、地面に接する構造部分から工事をしていく必要があり、テラス囲いよりも、施工の規模は大きくなるため、費用や時間はかかりやすくなる一面。

後付けする場合、サンルームの広さや性能次第では、完成までに1週間以上かかってしまうケースもあり、住みながらリフォームをしてサンルームを取り付ける場合、外の工事の様子が気になってしまい、どことなく負担に感じてしまう可能性も。施工期間が長くなればなるほど、住人のストレスにもなりやすい点には要注意。

◇固定資産税がかかる

サンルームを設置することで家全体が広くなり、不動産としての価値も高くなる傾向にあり、資産価値によって税額が決まる固定資産税も、サンルームによって加算されてしまうのはデメリットかも。自治体によってはテラス囲いであれば、建物に区分されない可能性も。固定資産税が気になる際には、検討してみるとよいでしょう。

◇保証や保険が効かなくなる場合がある

サンルームを後付けする場合、取り付ける施工方法によっては、外壁に穴を開けたりビスを打ったりするケースがあり、故意に建物を傷つけたとして、もとの住宅を建てたメーカーによる保証の対象外になる可能性も。また建築基準法では、敷地と建物の床面積の割合(建ぺい率)が決まっており、上限を超えてしまうと違法になってしまい、建ぺい率が基準から外れてしまうと、火災保険や地震保険にも入れなくなってしまうため、注意が必要。

★生活を豊かにするサンルームの楽しみ方・活用法


◇お子様・ペットの遊び場

建物にも庭にもつながるサンルームは、小さなお子さんやペットが自由に遊べる空間に。広めのサンルームにしておけば、雨の日には閉め切った状態でも使いやすく、天気を気にせずのびのび過ごせるキッズ・ペットスペースにすることが可能。ただ密閉された状態になりやすく、特に夏場は熱がこもって、高温になりやすい点には要注意。また反対に冬場も、気温がぐっと下がると外の冷気が伝わりやすい一面があり、居住スペースとして使いたい場合には、冷暖房や換気などにも気を付けながら活用していきましょう。

◇BBQやホームパーティー

サンルームのように室内と屋外の中間となるスペースがあれば、BBQやホームパーティーなども、開放感のある空間で満喫。窓を開けておけば、普通の部屋よりニオイもこもりにくく、さらに室内との行き来がしやすいのも魅力。いちいち玄関から出入りする必要もないため、ドリンクや食べ物の持ち運びもスムーズで、何かと便利。サンルームによって庭とつながる広々としたスペースを確保しておけば、大人数で集まっても、狭く感じにくく過ごしやすいでしょう。

◇家庭菜園・植物栽培

太陽光をしっかり浴びられる空間になるので、植物を育てるには絶好のスペース。ガーデニングや家庭菜園をするのにもぴったりで、虫が付くのを防ぎやすいのもメリット。植物は外に置いておくと、食害に遭ったり害虫・害獣が寄りやすくなったりするケースもありますが、サンルームがあれば防止しやすくなり、植物をしっかりと守りながら、なおかつ日光に当たりやすい環境もつくれて、ビニールハウスのようにも活用できます。


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