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【建築関連】「無垢材の特徴」 ライブバージョン
カテゴリ:建築関連  / 投稿日付:2025/06/08 16:00

無垢材の特徴  ライブバージョン


☆無垢材とは

無垢材とは、自然の木をそのまま切り出して使用した天然無垢の木材のこと。天然木本来の質感や風合いを楽しめます。住宅に取り入れる場合は、フローリングや建具、家具などに用いられるケースが多い。なかでも多いのは「無垢フローリング(無垢床)」で、丸太から切り出した木を貼り合わせずに1枚の板に加工し、木の種類によって異なる質感や色、経年変化を、子どもの成長と同じように楽しめるのが魅力。

☆集成材とは?
集成材とは複数の板を貼り合わせてつくる人工の木材のこと。無垢材とは異なり環境による変化が少ないため一定の品質を確保でき、大量生産が可能。集成材は住宅の柱や梁などの構造に使われる「構造用集成材」と、内装や家具などに使われる「造作用集成材」の2種類に分けられ、多くの一般住宅で採用。


 

☆無垢材のメリット

◆天然木の風合いを楽しめる

天然木をそのまま使用している無垢材は、独特な風合いを楽しめます。木の種類によって異なる素材や雰囲気は、経年変化により長期間愛着を持って使用でき、木材が持つリラックス効果も期待でき、室内が癒しの空間に。

◆経年変化を楽しめる

無垢材は、経年変化によって色合いや艶、形状が変わる味わい深い素材。どのように変化するかは素材ごとに異なり、長年住み続けることで自分や家族の成長と合わせて無垢材の変化を楽しめます。

◆調湿効果がある

天然木を使用する無垢材は、呼吸を続けているため調湿効果が期待でき、湿気が多いと水分を吸収し、乾燥すると水分を空気中に放散するため、自然と過ごしやすい空間を維持することが可能。

◆暑さや寒さを緩和できる

木は調湿効果に加え、鉄やコンクリートと比べて熱伝導率が低く、外部の暑さや寒さに影響されにくい傾向。木は空気を多く含む性質があり、空気が断熱材の代わりとなって過ごしやすい室温にしてくれ、寒さを感じやすい冬場でも、足元からの冷えを軽減することが可能。

☆無垢材のデメリット

◆お手入れが必要

無垢材は木そのものの油分を持ち、油分がなくなると表面の傷や汚れが目立ちやすくなります。綺麗な状態を長く保つには、定期的にお手入れすることが大切。無垢材の艶を維持しつつお手入れの手間を最小限に抑えるには、自然塗装のワックスをかけておくとよいでしょう。

◆膨張・収縮を起こしやすい

無垢材は調湿機能があるため湿気を吸収すると膨張し、放湿すると収縮し、膨張や収縮によって、隙間ができたりひび割れ・反りが発生したりする可能性が。ひび割れや変形することを避けるには事前の対策が必要。

◆傷付きやすい

無垢材は、一般的に素材がやわらかく傷が付きやすい。重たいものや先が尖っているものがぶつかったときに、傷やへこみが生じてしまうかもしれません。傷が付くと見た目が損なわれるうえに耐久性の低下にもつながってしまうため、木の種類の選び方や塗装による対策が必要。

◆水分に弱い

無垢材は水に弱い性質を持っているため、濡れた場合はシミになる可能性。色の濃いコーヒーやワインだけでなく、普通の水であってもすぐに拭き取りが必要。表面をコーティングするだけでは防水対策として不十分なので、こまめな手入れが欠かせません。水回りに無垢材を採用しないなどの配慮も必要。



☆無垢材の種類6選

◆オーク【広葉樹】

オークは広葉樹の一種で、「ナラ」の名称でも親しまれています。耐久性や耐水性が高いうえに、「板目」「柾目」「虎斑」の模様もあり見た目の美しさが特徴的。フローリングや家具、建具などに使われ、幅広い年代に人気。木肌にムラが少なく変色も起こりにくいため、長期間見た目の美しさを保つことが可能。

◆チーク【広葉樹】

チークは、主に東南アジアに分布する広葉樹の一種。比較的硬いため傷に強く、天然油分の効果でなめらかな肌触りや艶を感じられます。使い込むほどに色味の深さや光沢が増し、加工性にも優れていることからフローリング以外にも、テーブルなどの高級家具や楽器などにも使われる素材。

◆チェスナット【広葉樹】

チェスナットは世界の広範囲に生息する広葉樹の一種。チェスナットは日本では「栗」と呼ばれ、栗の木よりも食べられる栗の実のほうが注目を集めています。栗の木は家づくりで使用する素材として人気。チェスナットは耐久性に優れており、タンニンを多く含むため腐食や害虫被害が少なく、水回りにも使用しやすい素材。色ムラが少なく味わいのある栗色が魅力ですが、希少性があり高価な点には注意。

◆スギ【針葉樹】

スギは、日本を代表する針葉樹。国内で広く利用されており、やわらかく傷がつきやすいのが特徴。調湿性や断熱性が高いため、フローリングに採用されるケースが多い傾向。リラックス効果のある香りによって、ストレスを和らげたり清潔な環境を維持したりするのに役立ちます。だんだんと色味が深まり、長く使用するほど味わいが増して愛着を持てるでしょう。

◆ヒノキ【針葉樹】

ヒノキはスギと同様に針葉樹の一種で、日本で広く利用。ヒノキは浴槽に使われるほど水に強く、耐久性の高さから建材や内装材に多く使われる人気の素材。ヒノキ独特の香りはリラックス効果があるほか、虫除けとしても効果。希少性が高く、高価な点には注意が必要。

◆パイン【針葉樹】

パインは世界各国に分布する針葉樹で、マツの木を指します。やわらかい肌触りが特徴的で、湿度や温度の影響を受けやすい傾向。フローリング以外にはテーブルや椅子といった家具に多く採用されるなど、幅広い用途に使われるのが特徴。比較的安価ですが、産地によって加工性や強度などの特徴が大きく異なります。



☆無垢材を長持ちさせるお手入れのコツ

◆水拭きをする際は固く絞った雑巾で

水拭きで無垢材をお手入れする際は、固く絞って水気を取った状態の雑巾で拭くように。無垢材は水に弱い性質を持っているため、乾拭きが基本。水気を多く含んだ雑巾やモップなどで拭くと、膨張や反りの原因。長持ちさせるなら、できるだけ水気を避けましょう。

◆強い洗剤や化学モップに注意

無垢材は天然木を使用しており、デリケートな素材。強い洗剤や化学モップを使用すると、シミやひび割れなどが発生する可能性。お手入れの際は強い洗剤や薬品の使用は避けるようにし、無垢材に使用できるものをあらかじめ確認しておきましょう。

◆ワックスは年に1、2回かける

無垢材にワックスを塗装しておくことで、お手入れの手間が楽になり、ワックスをかける際は、無垢材の表面の塗装に合わせたワックスを使用することが大切。ウレタン塗装がされた無垢材フローリングの場合は、すでに膜が張ってある状態のためワックスがけは基本的に不要。無塗装のものやオイル塗装のものにワックスをかけるなら、年1~2回程度の頻度を目安。


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