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【建築関連】「シューズクローク」 ライブバージョン
カテゴリ:建築関連  / 投稿日付:2025/06/05 18:00

シューズクローク(シューズインクローゼット)   ライブバージョン

★シューズボックスとの違い

シューズクローク(シューズインクローゼット)とは、玄関横に設けられた土足のまま出入りできる収納スペース。間取り図ではリビングダイニングキッチンを「LDK」と呼ぶように、シューズクロークを「SC」、シューズインクローゼットを「SIC」と表記。シューズクロークとシューズインクローゼットは呼び方の違いだけで、ほとんど同じ意味です。

シューズクロークとシューズボックス(下駄箱)との違いは明確。シューズボックスは主に靴のみを収納しますが、シューズクロークはゴルフバッグや子どもの三輪車、園芸道具など、外で使うグッズも一緒に収納することができる。

☆シューズクロークの種類

◆ウォークスルータイプ


ウォークスルータイプのシューズクロークは、玄関側と廊下(エントランスホール)につながる2カ所に出入口があり、帰ってきた時は、靴を履いたまま荷物をしまってクロークを通り抜け、廊下側の出入り口で靴を脱いでそのまま部屋に上がることができます。生活動線をシンプルにしたい人や、効率重視の人におすすめ。ウォークスルータイプであれば、かさばる冬のアウターなどをシューズクロークにかけておき、外出時にさっと羽織って出かけられるので便利。人が歩く通路部分には荷物を置けないので、その分の収納量は減ります。


◆ウォークインタイプ


ウォークインタイプは、玄関側以外の入り口が壁に囲まれていて通り抜けはできませんが、出入り口が1カ所しかない分だけ、収納スペースを広く取ることができます。ウォークスルータイプよりも少ない面積で多くの荷物を収納できる分、狭小住宅などでも取り入れやすいタイプ。


◆クローゼットタイプ


クローゼットタイプは室内に備え付けられるクローゼットに近く、奥行きを広く取ってあります。折れ戸などの扉を設けてあり、中からシューズクロークの様子が見えないので、玄関をすっきりと見せることができます。

☆シューズクローク4つの配置パターン


◆I型
「I型」は、壁の一面が収納棚になったタイプ。通路の片側に棚があるシンプルな構造のため、シューズクロークの空間自体は長方形になる場合が多いでしょう。面積をあまりとれない玄関にも設置可能で、家族の人数が少ない家庭に特に人気の配置パターン。子どもと大人の身長に合わせて、それぞれの取りやすい場所に家族の靴の場所を決め、床には重いもの、ブーツなど高さのあるものを収納するといいでしょう。

◆Ⅱ型
「Ⅱ型」は通路の両側に棚を設置できるので、より収納力に優れています。通路の左右に荷物を区分して置くなど、荷物も整理しやすいです。片方には靴を収納し、もう片方には大型の荷物を置くなど振り分けることができ、通路の両側にものを置ける「Ⅱ型」はウォークスルータイプとの相性のよい配置になり、家族の人数が多い家庭や、荷物の多い家庭にぴったり。

◆L型
「L型」は、出入り口の正面とそこに隣接するどちらかの壁が棚になる構造。棚が交差する角の部分の荷物が取り出しにくいというデメリットがありますが、Ⅱ型同様に収納力に優れています。ウォークスルータイプの場合、L字の短辺部分にコートなど外出用のアウターや傘などを置く場所にしておくと通り抜ける際に取り出しやすい。

◆U型

入口のある壁以外の3面すべてに棚を設置したタイプ。そのため、基本的にはウォークインタイプで採用される設計。壁の3面が収納スペースになるため、紹介した4つのタイプの中で収納力がもっとも高く、たくさんの荷物がすっきりと収納できます。


☆シューズクロークのメリット

◆収納が増える

シューズクロークは収納専用の空間。床から天井まで効率よく収納できる棚を設置するため、シューズボックスに比べて収納力は大幅にアップ。高さを変えられる棚にしておけば、ブーツやハイカットスニーカーなど高さに合わせて無理なく収納できます。


◆玄関がスッキリする

玄関は家の顔。来客からの第一印象も玄関で決まります。玄関に無駄なものを置くことがなくなり、常にスッキリとしたキレイな玄関を保つことができます。

◆外で使うものを収納できる

シューズ以外にもレインコートや長靴などのレイングッズ、ゴルフバッグをはじめとしたスポーツ用品やアウトドアグッズなどが収納でき、いつものおでかけに必要なベビーカーや子どもの外遊びグッズも置いておけるので、さっと外出できます。また、外出時にしか着ないアウターをかけておくことで、花粉症対策にもなります。


◆土足のまま荷物の出し入れができる

主に外で使うものを収納するので、土足のまま荷物の出し入れができて便利。泥や汚れが付いていてできれば家の中まで持ち込みたくないものを、靴を履いたまま収納でき、特に雨の日のお出かけの場合、濡れた荷物を玄関に置くことなく、土足エリアに置いておけるのは大きなメリット。外出時の準備も楽になり、片付けの動線もスムーズに。

☆シューズクロークのデメリット

◆ほこりや砂が溜まりやすい

シューズクロークは玄関横に配置されているため、ドアの開け閉めの際にほこりや砂が入りやすく、そのまま溜まりやすい。さらに、アウトドア用品やガーデニング用品に付いた土などが落ちるので、定期的な掃除が必要。


◆におい・湿気がこもりやすい

シューズクロークは閉ざされた空間なので、においや湿気がこもりやすくなり、扉のないタイプのシューズクロークの場合は、玄関先まで靴のにおいがすることも。そのため、除湿や消臭の心がけが必要。特に梅雨の時季や雨降りの日は湿気対策が重要。サーキューレーターや扇風機を回して換気したり、オフシーズンの靴に乾燥剤を入れたりするなど対策しましょう。設計時にシューズクロークに換気扇をつけておくと便利。間取りによっては外の光が入りにくいこともありますので、天井照明を設置する、明かり取りの窓を備え付けるなど、採光にも注意。


◆広いスペースが必要

シューズクロークを設置するには、普通の玄関よりも広いスペースが必要。敷地が限られている場合、玄関スペースや室内が必要以上に圧迫されないように、シューズクロークの間取りや配置を考え、広いシューズクロークを作っても、上手に活用しないとかえって不便になってしまう可能性があります。


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