ホーム  >  マイホーム購入・不動産売却のお役立ちブログ  >  不動産お役立ち情報  >  【不動産お役立ち情報】「掃き出し窓とは?」 ライブバージョン

【不動産お役立ち情報】「掃き出し窓とは?」 ライブバージョン
カテゴリ:不動産お役立ち情報  / 投稿日付:2025/05/20 18:00

掃き出し窓とは?  ライブバージョン



☆掃き出し窓とはどんな窓?

◆人が出入りしやすい窓

掃き出し窓とは、窓の下部分が床まである引き違い窓のこと。日本で一番よく使われているといわれる窓。「かつて、ほうきで掃除をしていた頃に、ここからゴミを庭へ掃き出したことからこう呼ばれるようになった、という説も」


◆掃き出し窓、引き違い窓、片引き窓の違い

掃き出し窓と混同されやすいものとして、「引き違い窓」と「片引き窓」があり、引き違い窓は左右にスライドする方式の窓で、レール上を水平移動させて開閉。この中で、窓の下部分が床まである窓を掃き出し窓と呼びます。

片引き窓はレールの上を水平移動させて開閉する窓と、FIX窓(開閉できない窓)を組み合わせた窓。

☆掃き出し窓のメリット・デメリット

★メリット

簡単に窓の外へ出られる、中に入れるのが掃き出し窓のメリット。またドア(開き戸)と違い、外側に網戸を付けられるので開け放しにして風を取り入れやすく、人が出入りできるほど開口部が広いので、採光性もよく、庭などの景色もよく見え、開放感もあります。


★デメリット

デメリットとしては、断熱性の低さです。開口部が広い分、断熱性の高い窓にしないと、室内が外気の影響を受けやすくなる。人が出入りできるので、防犯面にも要注意。さらに面積が大きいこともあり、台風時の飛来物などで割れる心配があるほか、窓が大きくなるほど開閉時に重く感じられる。オプションで開閉が軽くなるハンドルがあります。

ちなみに網入りの防火窓なら飛来物でも割れにくいと思っている人が少なくありませんが、それは間違いで、防火窓のガラスは炎によるひび割れでは一定の時間脱落しませんが、飛来物が当たればガラスが割れて金属の網も曲がってしまうため、普通の窓と同様に、割れて穴があきます。

メリットデメリット
  • 人が出入りできる
  • 開け放して風を取り入れやすい
  • 採光性がいい
  • 眺望がいい
  • 開放感がある
  • 断熱性の高い窓にしないと室内の断熱性が下がってしまう
  • 防犯に注意が必要
  • 面積が大きい分、飛来物で割れやすい
  • 面積が大きい分、開閉が重くなる場合もある


◆設置するのに適した場所は?

自由に出入りできるというメリットを最大限活かすため、掃き出し窓を設置する際は、1階であれば庭やウッドデッキ、2階ならバルコニーに面した場所に設置するのをオススメ。洗濯物を干す場所の近くに設置すれば家事が楽になります。

☆掃き出し窓に組み合わせるならどんなカーテン? 3つの目隠しアイデア

開口部が広い掃き出し窓は、家の外の景観を楽しむことができるのがメリットの1つ。「室内から外がよく見える」ということは、同時に外の道路や隣家から家の中が覗かれやすくなり、プライバシーを確保したい場合は、3つの目隠しアイデア。




◆カーテンを設置する

外からの視線を遮りたい場合、室内側の対策として窓にカーテンやロールカーテン、ブラインドを備えるのが最も一般的です。窓の外側にシェードなどを設置する方法も。

道路や隣家の境界に外壁を設けたり、目隠し用の植栽を植えたりすれば、カーテンなどをいちいち開閉する手間が省けますが、外壁や植栽の定期的なメンテナンスが必要。手間をかけず、スピーディーに対策したいならカーテン設置がオススメ。


◆特殊な膜のガラスを使う

室内からの景観をあまり望まず、採光や庭などへの出入りのために掃き出し窓を備えたいならば、掃き出し窓のガラスの種類を変えるという方法。
一般的に浴室などに使われることの多い型ガラス。ガラスの片側の表面がデコボコしているため、外から見ると人のシルエットはわかりますが、ぼんやりとしか判別しません。

乳白色の特殊な膜を使うガラス。高断熱窓は2枚~3枚のガラスを使用しますが、このガラスとガラスの間に乳白色の特殊な膜を挟むことで視線をカットするというもの。外から見ても人のシルエットかどうか判別しにくく、型ガラス以上に視線をカットします。

視線を遮るガラスの種類だけでいえば、ほかにも「すりガラス」や「ミラーガラス」などがありますが、これらを用いた掃き出し窓がほとんどなく、希望するなら特注で作るしかありませんから、現実的ではないでしょう。


◆ガラスフィルムを使う

適度に光を通しつつ、プライバシー性を確保したいならガラスフィルムを自ら貼ってDIYするのも一案。ショッピングサイトやホームセンターなどで手軽に入手でき、初心者でも失敗なく貼り付けられる製品が多数展開されています。曇りガラスのようになるシンプルなものから、模様が入ったデザインフィルムまで種類も豊富。




☆掃き出し窓の寒さ対策

◆断熱性能の高い掃き出し窓を設置する

断熱性能の高い掃き出し窓を設置する。

従来日本で最も普及してきた窓は「1枚ガラス+アルミフレーム」の窓ですが、最近はそれよりも断熱性能の高い「高断熱窓」が人気。窓の断熱性能を高めに、ガラスを2枚~3枚使った「複層ガラス」を用いているのが特徴。

高断熱窓に使われている複層ガラスは、ガラスとガラスの間に乾燥した空気またはガスを封じ込めたもの。さらにガラスの表面に熱を伝えにくくする処理(Low-E皮膜処理)が施されています。

高断熱窓のもう1つの特徴は、ガラス部分を支えるフレーム部分の断熱性能も高い。ガラス部分の断熱性能が高まっても、フレームの断熱性能が低ければ、そこから熱が出入りしてしまいます。実際に自宅の窓を見てみれば、フレームの面積が意外と占めている。

高断熱窓には断熱性の高いフレームが用いられていますが、最も断熱性能が高いのは樹脂を使ったフレーム。次いでアルミと樹脂を使ったアルミ樹脂複合フレーム。断熱性能の高い掃き出し窓を選ぶなら、複層ガラスを使った樹脂フレームまたはアルミ樹脂複合フレームの窓を選ぶとよい。


◆断熱性能の高い内窓を備える

既存の掃き出し窓の内側に断熱性能の高い内窓を備える。

窓の断熱性能自体は、上記の高断熱窓と同じで、既存窓との間に空気層が生まれるため、遮音効果も高まります。

窓が2つになるため、掃除の手間がかかる点には注意が必要です。


◆カーテンや断熱シート その他の対策

もっと手軽に断熱性能を高めたいなら、カーテンを用いて対策。生地の厚いカーテンを用いるほど断熱効果が高くなりますが、その分閉めたときに部屋が暗くなります。

ホームセンターなどで入手できる断熱シートや、隙間風を防ぐ隙間テープを使うのも一案。ただし、カーテンや断熱シート、隙間シートなどを用いても、高断熱窓ほどの効果は望めません。根本的に掃き出し窓の断熱性能を高めたいなら、高断熱窓か高断熱の内窓の設置を検討。



伊勢原市・湘南エリアの不動産の事ならライブバージョンへ

ページの上部へ