CONTACTカテゴリ：不動産お役立ち情報 / 投稿日付：2025/04/22 19:00
住宅ローンを利用する際にやってはいけない行動とは？ ライブバージョン.jpg)
☆住宅ローンの審査前にやってはいけないこと
◆内容をよく理解せずに決断する
マイホームを購入する際に、住宅ローンの契約を検討する方が多く、しっかり内容を理解しておかなければなりません。住宅ローンには金利や保険、手数料など、お金に関する決めごとが多くあります。
お金に関して数字がたくさん出てくると途中で考えるのを諦めて、「これでいいや」と契約してしまうケースもあるでしょうが、考えるのを諦めて簡単に片付けると、返済できなくなるなどの問題に発展する可能性があります。
変動金利を選択した場合は、状況によっては金利のリスクが低いですが、経済状況が変わると金利上昇のリスクがあり、変動金利を選択する際は、内容をよく把握し、数十年後の未来まで考えたうえで決めることが大切。
◆転職後すぐに住宅ローンを申し込む
住宅ローンを利用する際は、仮審査と本審査があり、両方に通らなければ、住宅ローンの借り入れはできません。
金融機関によって審査基準が異なるものの、最低でも２〜３年の勤続年数を要求しているところがほとんど。そのため、転職後すぐに住宅ローンに申し込んでも、仮審査の時点で落ちる可能性も。
住宅ローンの利用を検討している場合は、審査直前での転職はなるべく避けましょう。
◆無理な予算計画を立てる
夢のマイホームですから、あらかじめ予算を決めていても、理想が高くなり、予算オーバーしてしまうこともあるでしょうが、予算オーバーを簡単に考えてはいけません。
「月々の返済額が増えるけれど、頑張れば何とかなるだろう」と思って、住宅ローンの借入額を高くする方も少なくないですが、無理なローンを組むと病気やリストラなどのトラブルがあった際に、支払いを続けるのが困難になってきます。
延滞や滞納すると、残債の一括返済を求められたり、マイホームを売却せざるを得なくなったりなどのリスクが出てきます。
住宅を購入する際は、無理なローンを組むのは避け、税金や手数料など、ローン以外の出費も頭に置いたうえで決めることが大切。
◆虚偽の申告をする
年収や信用情報に不安があるからといって、申込書に虚偽の内容を記載するのはNG。虚偽の情報を書くと、審査に通る可能性は低いです。審査をする際に、源泉徴収票などで年収は確認され、信用情報は信用情報機関に照会され、虚偽の申告をしていた場合、信用度が低いとみなされ、審査に通らなくなる恐れがあります。
審査に受かるか不安でも、虚偽の申告をおこなうのは絶対にやめてください。
☆住宅ローン借入時にやってはいけないこと
◆生活予備資金を残さない
生活予備資金とは、万が一の時に備えて準備しておく資金のこと。住宅ローンを利用する際は、頭金を多くするほど、金利が低くなる可能性が。安定した収入があるとみなされ、借入額も少なくなり、適用金利が適用されるため。しかし、金利を低くしようと頭金を用意しすぎると、手元に十分な資金が残らなくなります。
生活するうえで必要な資金を確保しておかなければ、月々の支払いが難しくなるだけではなく、万が一の時に対応できなくなるでしょう。
◆広告を信じすぎる
不動産の広告では「家賃と返済額が同額で組める」とよく記載されています。この短い文章だけを見ればとてもお得に感じるかもしれませんが、内容を詳しく理解しておかなければ、損をしてしまう可能性が。
◇ボーナス払いが発生する可能性がある
これは不動産の広告のなかでもよくあるケースで、注意が必要。毎月の返済額だけを支払えばよいと思っていたら、ボーナスが入った時に追加で支払いが発生する事例。
基本的に会社からのボーナスの支給額は、経営状況に左右されます。一年前は経営状況がよくても、今年は何らかのトラブルで経営状況が悪化し、ボーナスの支給額が下がるかもしれません。
ボーナス払いを利用している方は多いですが、金額が安定していなかったり、利息負担の割合が大きくなるため、あまりおすすめできない傾向。ボーナスを住宅ローンに充てたくない場合は、ボーナス払いはやめておいたほうがいいでしょう。
◇返済期間が35年または50年に設定されている
基本的にローンの返済期間は、金融機関によって異なるものの１〜35年で設定されているところが多いです。場合によっては、50年まで設定されているところもあります。
ローンの期間が長いほど月々の返済負担額は減りますが、金利が高くなるため総返済額が増えてしまい、月々の返済金額で悩んでいると、担当者が長い期間での借り入れを勧めてくることがありますが、安易に受け入れるのはやめましょう。
一方で、短期間でローンを組むと利息の面ではメリットがありますが、月々の返済額は多くなります。月々の返済額を収入や家計に合わせてしっかり考えなければ、返済が難しくなることもあります。病気やリストラなどのトラブルがあった際でも、滞りなく返済できるようにバランスよく考えて借り入れすることが大切。
◇月々の返済額が変動金利をもとに計算されている
基本的にローンの金利は「変動金利」、「固定金利」の２種類があり、他にも細かな違いがある金利の種類はありますが、大きく上記の２つに分けられるでしょう。
変動金利を選んだ際は、月々の返済額は変動金利をもとに計算され、現在では変動金利のほうが、金利が低い傾向にありますが、これからの状況によっては金利が高くなる可能性が。
☆住宅ローン借入後にやってはいけないこと
◆今後のことを考えずに繰り上げ返済をする
住宅ローンでは繰り上げ返済をすると、利息負担と残債が減り、総返済額も軽くなるので、返済負担を大きく減らせます。
ボーナスや臨時収入など手元に少し資金ができたからといって、今後のことを考えずに繰り上げ返済するのは危険。生活資金や教育資金、老後資金など十分に用意できていないまま繰り上げ返済をおこなうと、いざ出費が必要な時に資金が不足する可能性。
一時的に資金が増えたタイミングではなく、安定して資金が増えた際に繰り上げ返済を検討。
◆返済の延滞・滞納
住宅ローンの返済において、延滞や滞納するのはもってのほか。返済を延滞したり、滞納したりすると信用情報に傷がつき、今後借り入れする際に不利になります。
住宅ローンの返済は長期間になるため、その間に病気や親の介護、転職などさまざまな生活の変化により返済が困難になる可能性も。延滞や滞納が続くと、最終的にマイホームを手放さざるを得なくなる状況になってしまいます。
返済が難しくなった場合は、延滞や滞納する前に金融機関に相談することが大切。
☆住宅ローンを延滞すると４つのリスクがある
◆連帯保証人へ請求がいく
延滞が続くと、連帯保証人に請求が発生。連帯保証人とは、申込者の代わりに債務を保証する立場の人のこと。
連帯保証人は、延滞した分の返済だけではなく、完済するまで責任を負い続けなければなりません。仮に契約者が物件を売却した場合でも、ローンが残っていれば残債を支払う必要があり、連帯保証人の資産や給与なども差し押さえられる可能性があるため、請求が発生した場合は人間関係がこじれるリスクが高い。
◆ブラックリストに載る
住宅ローンを延滞すると、ブラックリストに掲載されるリスク。ブラックリストというリストが実際に存在するわけではありませんが、信用情報機関にある事故情報リストのことを指します。
ブラックリストに掲載される基準の１つに、「61日以上の延滞、または３回目の支払い日を超える延滞」が挙げられ、新規の借り入れが組めなくなったり、今後ローンが組めなくなったりなどの障害が起きます。クレジットカードを申し込んでも、ブラックリストに掲載されていれば審査に落ちる可能性が高いでしょう。
一定期間が過ぎればブラックリストから名前は削除されますが、しばらくは新規の借り入れやローンが組めなくなるので注意が必要。
◆競売の申立がおこなわれる
金融機関によってスピードは異なるものの、延滞が続いた場合は競売の申し立てがおこなわれます。早い場合は半年以内に支払いを求める通知が送付され、それでも返済が滞った場合は強制的に立ち退きとなるケースが。
◆住宅ローンの一括返済を強いられる可能性がある
住宅ローンを３カ月程度延滞すると、金融機関から通知が届いて、残債の一括返済が求められ、分割払いの権利を失っているため、一括でしか返済できません。
一括返済となると返済負担が大きくなり、借り換えをおこなったり、家を売却したりなどの対処法を取らなければなりません。.jpg)
