カテゴリ:不動産お役立ち情報 / 投稿日付:2025/04/04 18:00
注文住宅のトイレで決めるべきことやポイント ライブバージョン
トイレは日々の生活に欠かせない必需スペース、一人で落ち着けるプライベート空間としての一面もあり、できるだけ快適さにはこだわりたいもの。注文住宅では、トイレも含めて自由な設計ができるからこそ、きちんと生活スタイルに適した使いやすく心地よいスペースにしたいですね。
☆注文住宅のトイレを造る時に決めること
◆トイレの位置・数
注文住宅のトイレで、まず検討しておきたいのが間取りで、同居する家族の状況などに応じて、トイレの必要な設置場所や個数は変わってきます。2階建て以上をはじめとした広めの住宅では、生活動線が長くなりやすいこともあり、各階に設置するのかなどレイアウトも十分に考慮しましょう。
◇トイレの設置におすすめの位置
玄関付近
玄関付近のトイレは、外出や帰宅時の動線がスムーズになりやすいため、おすすめできるポイント。玄関付近にしておくと、少しリビングから離れた場所だと、音やにおいも遠ざけやすいのがメリット。玄関の真正面に配置してしまうと、来客などで出入りする際の目線が気になりやすいため、玄関に対してトイレのある向きにも十分に注意して配置するのがベスト。
ランドリールーム・洗面所の近く
ランドリールームや洗面所の近くであれば、水回り関連のスペースを一箇所にまとめられて配管がしやすいうえに、汚れものが出た時などの動線もスムーズ。洗面所のすぐそばにあると、入浴前にトイレを済ませたい時にも便利に使いやすいメリット。
階段下
階段の場所次第では、その下にトイレを設けるのもおすすめ。階段下はデッドスペースになりやすく、トイレを配置して空間を有効活用する手法もよく見られ、リビングやダイニングから場所が離れていると、プライバシーの保護がしやすく、音やにおい対策にもなります。
☆トイレのタイプ
タンクレストイレ

タンクレストイレは、便座と便器のみで構成された、水を流す配水管に直結しているタイプ。シンプルですっきりとした見た目が特徴的で、スタイリッシュなデザイン性かつコンパクトで掃除もしやすい魅力。本体の価格が比較的高く、故障時には全体交換などが必要で、修理をはじめとしたコストがかかりやすい一面も。水を溜めて流すタンクがないので、手洗い器は別で設置するスタイルに。
タンク一体型トイレ

手洗い器が付けられるようなタンクと、便座・便器がすべて一体的に接続したタイプのトイレ。洗浄を含めたいくつもの機能が一つにまとまっているため、全体は少し大きめになりやすく、つなぎ目の隙間や溝などがなく掃除も比較的楽にしやすいメリット。タンク一体型トイレであれば、水を溜めて流すタンク付きのため、手洗い器の有無は選ぶことが可能。どこか故障があった時には一式で直す必要があり、修理の手間や交換費用が高額になる可能性。
タンクと温水洗浄便座の組み合わせトイ

便座・便器・タンクのそれぞれに分かれたパーツを組み立てて使用するユニット型のトイレ。タンクレスやタンク一体型に比べて、本体価格も比較的抑えることができ、リーズナブルに設置しやすいのが利点。故障時にもパーツごとの交換や修理ができ、費用もかかりにくい特徴。各パーツの接続部分による凹凸が多く、掃除に少し手間がかかる点には注意が必要。
☆トイレ周りの設備
トイレ周りの設備は、日常的な快適さに関わる重要なポイント。便座の暖めや排せつ部分を洗える温水洗浄機能など、さまざまな機能に応じて設置に向けた費用や使い方は大きく変わって、手すりや手洗い器といった各種設備は、使用する家族の状況・トイレのタイプ・好みのデザインなどに応じて、何がどう必要なのか検討するとよいでしょう。
☆トイレの壁紙・床材
壁紙や床材は、トイレが心地よい雰囲気に仕上がるように、しっかりと考慮しておきたい部分。清潔感を維持する意味でも、汚れが目立ちにくく掃除がしやすいタイプを選んでおくのもおすすめ。消臭などの機能性が高い素材もあるため、必要に応じて検討するとよいでしょう。壁紙や床材によって、明るい開放感や落ち着いた温かみなど、さまざまな空間演出ができ、こだわりの空間作りができるように、好みのテイストなども考えながら選択していくとよいでしょう。
☆トイレ収納の大きさ・位置
清掃グッズや補充用のペーパーなど、トイレに保管しておきたいアイテムは意外に多くあるもので、「本や小物などを置きたい」などの場合もあり、必要なアイテムに応じた収納スペースも欠かせません。天井から吊り下げる棚や、手洗い器に併設させるキャビネットなど、さまざまな収納設計が考えられ、設計段階でなくても、あとからラックなどを設置する方法もありますが、収納スペース分の面積も事前に確保しておかなければ、どの程度の収納スペースをどう設置するのか、片付けておきたいアイテムなども考慮しつつ、あらかじめ検討しておくのがおすすめ。
☆トイレの窓の大きさ・位置
トイレの窓の大きさや位置は、採光や換気などの面から考えておきたい部分。窓を設置するのであれば、トイレの様子が外から見えないように、プライバシーを守れる大きさや位置に工夫しておくことも大切。間取りや防犯などを考慮して、あえて窓を設けない方法もあります。トイレのレイアウトや家の立地なども見ながら、どれくらいの窓をどこに付けるとよいのか、もしくはそもそも必要なのか検討しておくとよいでしょう。
☆トイレの広さ
トイレの広さとして一般的なのは、だいたい1畳前後といわれています。生活空間を広く取るにしても、トイレは少なくとも0.75畳はないと、本体だけでスペースが埋まってしまうため注意が必要。2畳ほどの広さがあれば、車いすなどでも入りやすく、バリアフリーにも効果的です。トイレの広さは1畳~2畳を目安に、今後の生活スタイルや収納なども考慮しながら決めていきましょう。
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