カテゴリ:不動産お役立ち情報 / 投稿日付:2025/03/31 18:00
注文住宅でリビングを作るのに決めるべきことは? ライブバージョン
より快適なリビングを作るために、必要な広さ・間取り・室内のレイアウトなど、さまざまな視点を考慮しながら生活しやすい空間にしていく必要があり、注文住宅のリビング作りにおいて、あらかじめ決めておきたいポイントです。

☆リビングの広さ
リビングを作るにあたって、はじめに決めておきたいのが広さ。ライフスタイルや家族構成などに応じて異なりますが、まず大まかな目安としては次のようなイメージ。
おすすめの家族構成 | 面積 | 広さのイメージ |
---|---|---|
2人家族 | 6畳~8畳 | 2人~3人がけソファの配置が可能 |
2人~3人家族 | 12畳 | 4人がけソファ+ピアノ・デスクなどの配置が可能 |
4人家族 | 16畳~20畳 | 4人がけソファ+その他フリースペースの配置が可能 |
使い方や好みなどによっても、スペースを広めに取るか、コンパクトにするかは変わってきます。リビングが広い場合とコンパクトな場合では、それぞれメリット・デメリットがある部分も考慮して検討。
◇広いリビングのメリット
◆開放感がある
広々とした空間は、それだけでも開放的で明るい印象にできるのが大きな魅力。ゆったりとのびのび過ごせる雰囲気から、どこか品のある心地よい空間演出がしやすいメリット。さらにスペース自体が広い分、窓の大きさも確保しやすく、日光を取り入れやすい特徴も。窮屈に感じにくいため、家族が比較的集まりやすく、コミュニケーションにもつながりやすいのも利点。
◆レイアウトの自由度が高い
空間に余裕がある分、家具や家電などの配置がしやすく、スペースを自由に活用しやすいメリット。こだわりのインテリアなども置きやすく、おしゃれなアイテムを使った空間演出がしやすい一面も。ワークスペース・書斎・コレクションスペースなど、ちょっとしたフリースペースを設けることも可能。工夫次第では、リビング以外の機能性を持たせられる。
◆生活・家事動線がスムーズ
住宅のなかでも主要な居住スペースとなるリビングは、室内の移動や家事にも使われやすい空間。比較的使用頻度の高いリビングにゆとりがあると、生活・家事動線の妨げもなく、スムーズに動きやすくなるのもメリット。日常のちょっとした動作も不便に感じにくい快適さ。
◆来客対応がしやすい
リビングが広いと、何人か招いても手狭に感じにくく、ちょっとしたパーティーや食事会などで集まりやすいのもメリット。親族や友人・知人などの集まりにも使いやすく、来客の機会が多い場合には、開放的で明るい雰囲気にもなりやすい広々としたリビングがおすすめできます。
◇広いリビングのデメリット
◆掃除・整理整頓が大変
面積が広くなればなるほど、清掃するスペースも増えるので、掃除に手間がかかりやすくなる一面があり、配置する家具や家電などのインテリアも多くなると、それぞれきれいに維持するのもなかなか大変です。部屋が広い分、さまざまな荷物が置きやすくなるため、ついつい何でもリビングに持ってきてしまうことも。スペースに余裕があることで、かえって掃除や整理整とんがしづらくなる可能性もあり、清掃アイテムや収納などに工夫が必要。
◆光熱費が高くなりやすい
空間が広いと、どうしても部屋全体を明るくする照明や、室温を調整する冷暖房などの消費電力も大きくなり、部屋の面積が大きくなる分、構造部分は、エアコンなどの空調の稼働効率が下がりやすくなるような断熱効果のある素材を取り入れたり、省エネの照明を設置するなど対策を考えておくことも大切。
◆他の部屋が狭くなる可能性がある
土地の広さごとに建てられる住宅の大きさに制限があり、リビングを広く確保することで、同じ階にある部屋を狭くしなければならなかったり、収納スペースを作ることができなかったりする可能性も。家全体のバランスを考えながらリビングの広さを決めることも重要。
◇コンパクトなリビングのメリット
◆掃除・整理整頓がしやすい
リビングがコンパクトだと、掃除をする面積が少ないうえに、設置する家具や家電も限られてくるため空間をきれいに保ちやすいのがメリット。スペースが小さい分、余計な荷物を持ち込んだり、散らばって置いたりしづらく、片付けの手間も比較的省きやすくなる特徴も。必要なアイテムは、スペース面を考慮してある程度集約して収納すると、整理整頓がしやすいうえに生活動線が省略しやすいのも利点。
◆落ち着きやすい
「空間が広いとのびのびできて居心地がいい」と感じる人がいる反面、「狭い場所のほうがほっとできる」という人も少なくありません。部屋がコンパクトだと、プライベート感が出やすいこともあり、リラックスできる空間にしやすい部分もあり、単純に部屋の面積が小さいと、室内の動線が短くなりやすく、何でも手に届きやすい場所に配置できてくつろぎやすいのも大きなメリット。
◆光熱費が抑えやすい
部屋がコンパクトな分、照明や冷暖房に必要な電力も小さくなるため、光熱費の負担も軽減。特に冷暖房は、室内の面積が小さいほど効果が大きく、空間全体が素早く適度な温度になりやすいのもメリット。寒い冬に外出した時も、暖房をかけてから部屋全体が暖まるまでに待つ時間も比較的短くなるでしょう。
◇コンパクトなリビングのデメリット
◆置ける家具やレイアウトが限られる
広いリビングに比べると、どうしても配置できる家具のサイズや数は限られてきます。各アイテムのレイアウトも、あらかじめ十分に配慮しておかないと、生活や家事の動線の妨げになってしまうことも。お気に入りのインテリアがあっても、部屋の面積から置くのが難しくなってしまう可能性も。どれをどう配置するといいのか、事前に工夫しておく必要があります。
◆大人数だと手狭になる
同居人数や来客人数が多いと、食事でリビングに集まった時など、どことなく窮屈に感じやすくなる可能性があり、お子さんが小さいうちは気にならなくても、大きくなるにつれて少しずつ手狭になってくるケースなども。今後の生活スタイルなどもしっかりと考慮しながら、必要な広さになっているか検討していくことも重要。
◇和室の有無
注文住宅をはじめとしたリビングのスタイルでよく見られるのが、和室を併設した間取りで、小上がりや引き戸で仕切りを作ったり、フラットにしてリビングと一体化させたりなど、さまざまなパターンが考えられます。和室があることで、育児や家事のスペース・応接間・家族の寝室など、何かと便利に使えるフリーな空間を作れるのも特徴。特に畳のやわらかい質感は、小さなお子さんが遊ぶ時などにも安全です。
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