カテゴリ:不動産お役立ち情報 / 投稿日付:2024/09/10 10:00
坪数とは?
1. 坪数って何?1坪ってどれくらいの広さなの?
家や土地の広さを表す単位として「坪数」があります。不動産業界では今でも自然に使用されているため、坪数についての知識が役立つでしょう。
「坪数」とは、土地の面積を示す単位であり、メートル法が基準とされる前の日本で一般的に用いられていた単位です。。
一坪ってどれくらい?
一坪は約3.30579平方メートルです。おおまかに「一坪=3.3平方メートル」と覚えても問題ないでしょう。
一坪数を畳数で知りたい場合は、「一坪は2.04畳」と覚えてください。畳のサイズは地域によって異なるため、注意が必要です。例えば、江戸間の場合、1畳は1.54平方メートルですが、京間では1畳が1.82平方メートルになります。畳の数を坪や平方メートルに換算する際は、この違いを念頭に置いておくことが重要です。
2. 家を建てるときはどれくらいの坪数が必要?
土地の坪数は家の坪数とは異なります。
坪数は通常、土地の面積を意味します。しかし、家を建てる際には、土地の面積よりも建物の面積が重視されることが多いです。
「家を建てるときに必要な坪数はどれくらいですか?」という質問があれば、それは土地の坪数を指しているのか、それとも建物(家)の坪数を指しているのかを明確にする必要があります(不明瞭な場合は、「坪数」が土地を指すのか建物を指すのかをはっきりさせましょう)。
建坪とは
建物(家)の面積は坪数で表されることがあります。「建坪」とは建物の面積を坪で表したものを指します。
家を建てる際には、まず必要な建坪(建物の面積)を理解し、それに応じた坪数(土地の面積)を算出することが重要です。
建ぺい率とは?
家を建てる際、「建ぺい率」は重要な要素です。通常、建物は土地を最大限に利用して建てることはできません。建物が土地に占める面積の割合は法令で規定されており、これを建ぺい率と呼びます。たとえば、30坪の土地があって、その土地の建蔽率が50%だった場合、建物を建てることができるのは15坪までということです。
3. 狭い土地でも快適な家は建てれる
土地の坪数が狭くても工夫次第で快適な家は建てれます。
解放感を意識する
多くの間仕切りがある間取りは、どうしても狭く感じられがちです。間仕切りを少なくし、引き戸や家具を使った部屋の分け方を考えてみましょう。また、必要な間仕切りにはガラスや鏡を用いることで、開放的な印象を与えることができます。
生活導線を考えて設計する
設計を始める前に、家の中での日常の動きを明確に定めましょう。日常の動作がスムーズに行える生活導線を考えることで、空間の無駄遣いを防げます。広さより効率を優先することで、快適な暮らしを実現するという考え方です。
廊下を減らす間取りにする
廊下は部屋と部屋を繋ぐだけでなく、部屋の独立性を保つ役割も果たします。廊下の存在により、音や匂いが他の部屋に広がるのを防ぐことができます。
廊下が存在することの利点として、部屋の面積が狭くなるというデメリットがあります。必要な廊下と不要な廊下を見極め、廊下の数を最小限に抑えることで、小さな土地でも満足のいく間取りを設計できるでしょう。
4. まとめ
坪数は、計量法により昭和41年4月以降は公式な計量単位として使用することはできませんが、建築や不動産業界では今でも広く使用されています。
坪数を即座にイメージできなくても、坪数の使用法や建坪の意味を理解しておくことは重要です。話の流れで理解したふりをしてしまうと、後で問題が生じる可能性があるため、注意が必要です。